トヨタ、新型車両の耐久試験をロボットが代行
米開発拠点に導入、テストドライバーの負担軽減
人に優しい車の開発を―。トヨタ自動車は米国の開発拠点で、新型車両の耐久走行試験にロボットによる自動運転技術を導入した。くぼみなどがある悪路での耐久走行はテストドライバーにとり大きな負担。自動運転技術を社内試験にも採り入れることで、開発技術者の負担軽減に加えて安全性の向上や試験時間の短縮にもつなげる狙いだ。
米ミシガン州の拠点で開発中のセダン「アバロン」の試験車両にロボットを導入した。公開された映像では無人の運転席でロボットがシフトレバーを動かし、ハンドルが路面状況に応じて小刻みに動く様子が確認できる。
複数のアクチュエーターなどを組み合わせたシステムで、誤差2センチメートル以内でテストコースを周回。一般的な自動運転の試験車が搭載するセンサーやカメラは使っていない。従来は30―40分走るたびにドライバーが交代していたが、新システム導入で燃料が切れるまで走れるようになった。
米ミシガン州の拠点で開発中のセダン「アバロン」の試験車両にロボットを導入した。公開された映像では無人の運転席でロボットがシフトレバーを動かし、ハンドルが路面状況に応じて小刻みに動く様子が確認できる。
複数のアクチュエーターなどを組み合わせたシステムで、誤差2センチメートル以内でテストコースを周回。一般的な自動運転の試験車が搭載するセンサーやカメラは使っていない。従来は30―40分走るたびにドライバーが交代していたが、新システム導入で燃料が切れるまで走れるようになった。
日刊工業新聞2018年3月19日