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ベンツ流「エンジン×電動化」、進化した最高級セダンの実力

「S450」、新開発のモーター機能付き発電機を搭載
ベンツ流「エンジン×電動化」、進化した最高級セダンの実力

最高級セダン「S450」

 メルセデス・ベンツ日本(東京都品川区、上野金太郎社長)は、新開発のモーター機能付き発電機「ISG」を搭載した最高級セダン「S450」を発売した。電気システムの導入を前提に設計した新型直列6気筒ガソリンエンジンなども採用。電動化技術を活用することで、高い走行性能と快適性、燃費を実現した。消費税込みの価格は1147万円から。

 ISGや容量約1キロワット時の電池で構成する電圧48ボルトの電気システムにより、回生ブレーキで発電、充電を行う。エンジンの低回転時にその電力を使って動力を補うことで、高い効率性と力強い加速を実現。高出力モーターをスターターとして使うため、エンジン始動時の振動も抑えられる。

 新型エンジン「M256」は排気量3000ccで、最高出力367馬力、最大トルク500ニュートンメートル。補機類を電動化したことでベルト駆動装置が不要となり、小型化を実現したほか、燃焼プロセスも最適化した。

 また低回転域で過給を行う電動スーパーチャージャーを搭載し、加速性能を高めた。

 独ダイムラーのV型ガソリンエンジン統括シニアマネージャーのラルフ・ヴェッラー氏は、1日に開いた発表会で、「内燃機関のエンジンでありながら、電動化の組み合わせによって最高の快適性、燃費、パフォーマンスを実現した」と強調した。
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
 エンジン直結でベルト駆動が不要となるISGは有望だろう。今回のISGは三菱電機製のもの。ISGはモーターとモーターを制御するインバーターで構成し、減速時のエネルギー回生や加速時のトルクアシストなどに利用する。一般的なISGはエンジンとモーターをベルトを介し連結しており、急激な力の伝達や大きな負荷がかけられない制約があった。  今回のものは、エンジン出力軸直結型のシステムでベルト連結を不要にした。太線コイルでも高密度な巻き線を可能にする独自技術を使ったモーターの採用や、インバーターの冷却ユニットの設計最適化により製品化を実現した。ドイツでディーゼル車の規制が強化させる。今後ISGの小型・軽量化、高出力化を図り車メーカーへの採用を広げていく。

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