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自衛隊の新型ヘリコプター、これで整備は万全!?スバルが新工場

能力3割増、「UH―X」などが対象
自衛隊の新型ヘリコプター、これで整備は万全!?スバルが新工場

「UH―X」完成イメージ

 SUBARU(スバル)は18日、宇都宮製作所(宇都宮市)の南工場内に、航空機の整備工場(写真)を完成したと発表した。陸上自衛隊向けの新型多用途ヘリコプター「UH―X」や民間機「412EPI発展型機」用の整備工場となる。新工場の建設により、整備能力を従来比で約3割増の年間130機に引き上げる計画だ。

 新工場の建築面積は約3700平方メートル、投資額は明らかにしていない。今後、新型機の整備需要が拡大することから、工場の増設を決めた。

 南工場では現行の多用途ヘリコプター「UH―1J」をはじめとする陸・海・空自衛隊向けの航空機や、海上保安庁、消防向けヘリコプターなど、年間100機の定期整備や修理改造を行っている。
航空機の整備工場
日刊工業新聞2018年1月19日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
スバルでは民間転用機「412EPI発展型機」を東南アジアなどで拡販する考えをもっている。海外の民間ヘリコプター市場は欧米が中心だが、東南アジアに潜在需要があると見ているようだ。

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