AI、人との自然な対話の流れから未知の単語を推定
阪大が学習手法開発
大阪大学産業科学研究所の駒谷和範教授らは21日、人工知能(AI)が人との自然な対話の流れから、単語を学ぶ手法を開発したと発表した。事前の登録情報にない、未知の単語が対話中に出てきたときに単語のジャンルを推定。対話を続けて予測が正しいかを確認することで、対話の中で知識を獲得する。自ら学習する対話システムの実現につながる。
新手法では既知の単語データに基づき、料理など未知語のジャンルを推定、推定ジャンルを含む文で暗黙的確認を行う。ユーザーの返答に基づき正誤判定を行いながら学習する。
同意や反対表現に加え、確認要求前のユーザー発話も考慮。複数の対話の結果を利用し、誤った知識獲得を防ぐ。対話中に単語の意味が何かを繰り返し質問し対話が途切れることがなくなる。
人名や店名などの固有名詞を覚えられ、時間経過で変わる情報変化にも対応が可能。個々のユーザーに合わせた知識習得が期待でき、家庭用ロボットで活用を見込む。
新手法では既知の単語データに基づき、料理など未知語のジャンルを推定、推定ジャンルを含む文で暗黙的確認を行う。ユーザーの返答に基づき正誤判定を行いながら学習する。
同意や反対表現に加え、確認要求前のユーザー発話も考慮。複数の対話の結果を利用し、誤った知識獲得を防ぐ。対話中に単語の意味が何かを繰り返し質問し対話が途切れることがなくなる。
人名や店名などの固有名詞を覚えられ、時間経過で変わる情報変化にも対応が可能。個々のユーザーに合わせた知識習得が期待でき、家庭用ロボットで活用を見込む。
日刊工業新聞2017年12月22日