都内に産業ロボの教育拠点。中小企業の自動化を支援

2018年1月から「ロボットテクニカルセンター(RTC)東京」

 ジーネット(大阪市中央区、古里龍平社長)と高丸工業(兵庫県西宮市、高丸正社長)は、産業用ロボットの安全教育や操作の講習を行う施設「ロボットテクニカルセンター(RTC)東京」を2018年1月から稼働する。中小企業のロボットによる自動化支援を目指した拠点で西宮市に続く2カ所目。年間1300人の受講を見込む。

 RTC東京の広さは約850平方メートル。国内主要メーカーの産業用ロボット13台を設置する。運営は両社で共同出資した子会社が行う。主に行うのはロボット作業者に必要な労働安全衛生特別教育とロボットの操作(ティーチング)。多くのメーカーのロボットを中小企業が比較検討できる場としても位置付ける。

 開設に先立ち開いた式典で、高丸社長は「中小企業はロボットの知識や操作者の不足などを理由に導入が難しい。RTC東京を活用してロボットによる自動化の成功を助けたい」と意義を強調した。

 ジーネットは機械商社。高丸工業は65年設立で、産業用ロボットを活用した自動化システムを構築し、78年からロボットを扱う実績がある。

日刊工業新聞2017年12月13日

石橋 弘彰

石橋 弘彰
12月13日
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 高丸工業の高丸正社長は、工業高校の生徒にロボット教育を学ぶ機会を提供している。産業用ロボットのオペレーターを育てる余裕もスキルもない中小企業にとっては、ロボットの即戦力をすぐ迎え入れられる利点がある。一方で生徒にとっても「ロボットを使った作業は楽しい」と思ってもらえるという。溶接やグラインダーがけは3K労働で、担い手不足が深刻だ。その作業がロボットを使うと楽しくなるというなら、これほどありがたいことはない。

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