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沖縄で北海道をアピール、サッポロドラッグストアーが新店舗

沖縄で北海道をアピール、サッポロドラッグストアーが新店舗

シラカバをイメージしたインテリアなどで北海道をアピールする

 サツドラホールディングス傘下のサッポロドラッグストアー(札幌市北区)は那覇市内にセレクトショップ「北海道くらし百貨店 沖縄国際通り=写真」を開店した。札幌市の1号店に続き2店目。「北海道と、暮らそう」をテーマにカニなど生鮮品や菓子、飲料、工芸品など北海道の約1200アイテムをそろえた。

 地元客をターゲットとし、観光客が多い立地を生かした海外へのブランド発信も狙う。繁華街にある路面店の2階部分で店舗面積は約521平方メートル。イートインコーナーがあり、海鮮料理店が入る。

 1階では自社ドラッグストア「サツドラ」を運営する。「サツドラ」を沖縄県内に3店舗構えて「北海道ブランドの強さを感じた」(富山浩樹社長)ため、新業態の出店先に選んだ。

 沖縄をモデル店とした海外展開を視野に入れる。また富山社長は「沖縄と北海道を組み合わせた、新しい商品開発もできるのでは」と期待している。
日刊工業新聞2017年11月10日
三苫能徳
三苫能徳 Mitoma Takanori 西部支社 記者
九州出身で沖縄にいる私からすると、初めて見るブランドや商品ばかり、しかも美味しそうな食べ物が並んでいてテンションが上がってしまいました。まずは「地元客向け」とのことで、沖縄の人にとっても珍しいものがたくさんで楽しいのではないでしょうか。良いモノを揃えていて、輸送費も乗っているからだとは思いますが、もう少し普段使いできる価格帯の商品が多いと個人的にはうれしいです。また立地的に、インバウンドのお土産需要はあると思います。特にアジアの海外客は「日本ならどこで買っても同じ」という人も多そうなので、北海道ブランドの強さも手伝って流行りそうです。

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