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トヨタがクルマのトランクを宅配ボックス化、来年度にも実証

宅配事業者との連携しスマートキーボックスを活用
トヨタがクルマのトランクを宅配ボックス化、来年度にも実証

トヨタが開発したスマートキーボックス

 トヨタ自動車は2018年度内にも、スマートフォンを鍵として利用することでクルマのトランクを宅配ボックスとして活用する実証実験に取り組む。

 大手宅配事業者との連携を予定し、特定エリアを対象に、自宅に停車してある車両のトランクに荷物を配達する。技術的な検証に加え、他人がトランクを開ける行為に対する社会的受容性を確かめる。

 18年はじめにも北米で実証を行い、18年度内には国内でも実証実験に着手する。国内ではイモビライザーやオートアラームの解除に物理キーが必要なクルマもあるため、実証は年式の古いクルマを利用することも想定する。

 トヨタが開発したスマートキーボックス(SKB)を使う。近距離通信機能を持たせたSKBの車載端末を車内のグローブボックスなどに設置。スマートフォンの専用アプリケーション(応用ソフト)を使い、鍵データを管理するトヨタのサーバーから解錠コードを取得する仕組み。

 トヨタはSKBの用途として、レンタカーの無人貸し出しや家族間の鍵共有での実用化を視野に入れてきた。社会課題にもなっている宅配便荷物の再配達問題の解消にも、SKBが貢献できるとみて実証に取り組む。
日刊工業新聞2017年10月27日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
カーシェアリングの延長とも考えられる。カギは「社会的受容性」になりますよね。やっぱり実証は北米ですか。日本ではなかなかハードルが高そう。

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