日立が前方200m先の人を検知する世界最小級の自動車レーダー
20年度に製品化、試作機よりサイズを半分以下に
日立オートモティブシステムズは77ギガヘルツ帯を用いた世界最小クラスの前方検知用ミリ波レーダーを開発した。アンテナの設計を最適化し、2015年に開発した試作機と比べて検知性能を維持しながらサイズを半分以下にした。設計の自由度が向上する。自動運転車への採用を想定し、20年の製品化を目指す。
車両前方200メートル先の遠距離にいる人や障害物を検知できるミリ波レーダーで、サイズは奥行き30ミリ×高さ40ミリ×横幅45ミリメートル。受信アンテナを左右に加えて上下方向にも配置することで前方の検知性能を維持しながら、上下方向4度範囲の角度検知を可能にした。
遠方にある陸橋や歩道橋、路上の落下物などを識別するために上下方向の検知性能が求められていることに対応した。
車両前方200メートル先の遠距離にいる人や障害物を検知できるミリ波レーダーで、サイズは奥行き30ミリ×高さ40ミリ×横幅45ミリメートル。受信アンテナを左右に加えて上下方向にも配置することで前方の検知性能を維持しながら、上下方向4度範囲の角度検知を可能にした。
遠方にある陸橋や歩道橋、路上の落下物などを識別するために上下方向の検知性能が求められていることに対応した。