日立が前方200m先の人を検知する世界最小級の自動車レーダー

20年度に製品化、試作機よりサイズを半分以下に

 日立オートモティブシステムズは77ギガヘルツ帯を用いた世界最小クラスの前方検知用ミリ波レーダーを開発した。アンテナの設計を最適化し、2015年に開発した試作機と比べて検知性能を維持しながらサイズを半分以下にした。設計の自由度が向上する。自動運転車への採用を想定し、20年の製品化を目指す。

 車両前方200メートル先の遠距離にいる人や障害物を検知できるミリ波レーダーで、サイズは奥行き30ミリ×高さ40ミリ×横幅45ミリメートル。受信アンテナを左右に加えて上下方向にも配置することで前方の検知性能を維持しながら、上下方向4度範囲の角度検知を可能にした。

 遠方にある陸橋や歩道橋、路上の落下物などを識別するために上下方向の検知性能が求められていることに対応した。

明 豊

明 豊
10月22日
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日立AMSの自動運転関連の技術がいろいろな場面で進化している。日立の自動車機器事業はM&Aを繰り返しリーマンショック後は巨額赤字の元凶の一つに。一時は日立グループからの切り離しも検討されたが、自動運転時代の到来とともに再び脚光を浴びている。ホンダの車載モーター事業も実質的に引き受けるなど存在感を増しているとはいえ、鉄道と同じように規模の面でいえば、ボッシュやデンソーなどに比べかなり劣る。系列もさることながら今後は独立系大手の自動車部品サプライヤーの再編にも注目だ。

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