ノントレー包装でプラスチックゴミを削減!販売目標は例年の10倍

脱プラ意識の高まりでノントレー包装値付機の引き合いが急増

イシダ(京都市左京区、石田隆英社長、075・771・4141)は、肉などをフィルムのみで包装できるノントレー包装値付機の2020年度販売目標を例年の10倍の年300台に引き上げる。食品トレーを不要にする同機は10年前に発売した製品。プラスチックゴミが問題視される中、19年秋から引き合いが急増。環境配慮型の新しい包装を求める小売りなどでニーズが高まっている。21年には高速包装できる機種を投入する計画だ。 食品トレーがゴミの分別収集対象の自治体は多い。スーパーでは消費者が会計後に肉などの中身のみを袋に入れ、洗っていないトレーを店のゴミ箱に捨てる問題がある。この解決を狙った製品が環境意識の高まりで、改めて脚光を浴びている。 10年発売の同機は鶏や豚、牛肉の包装に使え、中・大規模スーパーのバックヤード(加工場)向けで年平均30台、10年間で累計300台の販売実績がある。20年度の1年間で、この実績と肩を並べる計画だ。 食品トレーとの比較で二酸化炭素(CO2)排出量35%以上削減や包装コスト低減、消費者や店舗がトレーを洗う手間を省ける利点を訴求。魚の切り身、パン、加工野菜でのノントレー包装需要も掘り起こす。同じ肉をトレーとノントレーの両方で同じ価格で販売し、ノントレーの方が売れているスーパーもあり、2台目、3台目の需要も見込む。 現在はスーパーのバックヤード向け1機種だが顧客要望を受け、複数店舗の生鮮加工を一括で行うプロセスセンター(PC)向けで、包装速度が数倍速い新製品開発なども始めた。21年はじめに市場投入する。 現状は専用プラスチックフィルムで包装しているが、環境負荷の低い紙フィルム開発にも着手。食品の酸化、変色を低減する新機能も加える方向。販売拡大に弾みを付ける。

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