小松マテーレが光触媒でウイルスを酸化分解、まずマスクのインナー利用に

特殊な酸化タングステンを使用

新光触媒技術の加工を施したマスクのインナー

小松マテーレは東芝マテリアル(横浜市磯子区)の技術協力を得て、ウイルスを酸化分解する効果がある新しい光触媒技術を開発した。同技術の加工を施した繊維素材に接触したウイルスの活動を抑える効果がある。マスクのインナーへの利用を皮切りに、生活資材、病院介護用資材、車両内装材など幅広く提案し、3年後に年間10億円の販売規模を見込む。 一般的な光触媒加工に用いる酸化チタンではなく特殊な酸化タングステンを使用し、紫外線領域から可視光領域までの広い範囲の微弱な光でもウイルスを高速分解できる。A香港型インフルエンザウイルスを同技術の加工を施した生地に接触させた試験では、感染力が6時間で99%弱まったという。洗濯耐久性は、用途により調整が可能。 光触媒の効果を保ちつつ繊維上定着することに難航したが、1年半をかけて加工技術を確立した。 <関連記事>

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