最大17%燃料節減、商船三井が新造7隻に「風力推進補助装置」
商船三井は商船三井ドライバルク(東京都港区)が運航する新造バラ積み船と多目的船の計7隻へ風力推進補助装置を搭載することを決めた。2028年までに順次完成する。燃料消費量の削減や温室効果ガス(GHG)排出量の削減を図る。商船三井グループにおいて、風力推進補助装置を搭載した船は合計11隻となる。
7隻のうち、バラ積み船6隻には、商船三井と大島造船所(長崎県西海市)が中心に開発したウインドチャレンジャー(硬翼帆式風力推進装置)を搭載する。ウインドチャレンジャーは1日に最大17%の燃料を節減する効果が確認されている。残り1隻の多目的船には、蘭エコノウィンド製の風力推進補助装置「ヴェントフォイル」を搭載する。
日刊工業新聞 2024年6月6日