池袋駅西口に高さ270mの超高層ビル、駅前で一体開発計画
東武鉄道は池袋駅西口地区の再開発計画案を公表した。駅西口前の市街地と駅上の西側を一体で開発するもので、池袋駅西口地区市街地再開発準備組合や三菱地所レジデンス(東京都千代田区)と連携して行う。駅と池袋西口公園の間には高さ約270メートルの超高層ビルを建設する。2027年度に解体を含む工事を始め、43年度の完成を予定する。
東武鉄道や同準備組合は内閣府の国家戦略特別区域会議に再開発計画を提案した。今後、国家戦略特区の都市再生プロジェクトとしての認定に向け、手続きを進める。
再開発により歩行者が歩きやすい街にすると同時に、国際アート・カルチャーの都市として発展を目指す。
敷地面積は約3万3420平方メートル。開発区域を4街区に分け、A―C街区にそれぞれ高さ約220メートル、同約270メートル、同約185メートルの高層ビルを建設する。D街区は公園が中心となる。高層建築で池袋駅西口駅前の印象が変わりそうだ。
日刊工業新聞 2024年03月28日