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「光半導体」生産増強、浜松ホトニクスが過去最高の設備投資431億円で新棟

中期経営計画を策定
「光半導体」生産増強、浜松ホトニクスが過去最高の設備投資431億円で新棟

25年稼働予定の「本社工場5棟」(完成イメージ)

浜松ホトニクスは3カ年の中期経営計画を策定した。最終年度の2026年9月期に連結売上高2552億円(23年9月期は2214億円)、営業利益613億円(同566億円)を目指す。3年間で設備投資費891億円、研究開発費459億円を計画し、自社工場の強みを生かした製品のカスタム化や多品種少量生産に注力する。

24年9月期には単年の設備投資額として過去最高となる431億円を投じ、本社工場(浜松市東区)などの3拠点で新棟を建設。24―25年に稼働する。医療や産業、自動車など各分野での需要拡大を見込む光半導体の生産能力を高める。

特に今後の市場創出が期待される高機能センサー「LiDAR(ライダー)」向け光半導体製品は、自動運転の普及開始が見込まれる26年以降を見据えて高機能化を図る。


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日刊工業新聞 2023年12月27日

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