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半導体製造装置販売、6カ月連続前年割れ

日本半導体製造装置協会(SEAJ)がまとめた日本製半導体製造装置の11月の販売高(速報値、9―11月の3カ月移動平均ベース、輸出含む)は前年同月比11%減の2986億400万円だった。6カ月連続の前年同月割れだが、マイナス幅は10月(17・1%減)より縮小した。米国などが規制強化に動く中、非先端半導体の国内サプライチェーン(供給網)構築を急ぐ中国向けの販売が旺盛で欧米や韓国、台湾向けなどの不振を補った。

米中対立の先鋭化で先端半導体の製造設備を中国が輸入するのが難しくなっている。このため中国は先端品以外の一般的な半導体について、自国内のサプライチェーンの強化を狙い、非先端品向け装置の輸入を増やした。


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日刊工業新聞 2023年12月25日

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