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アイオー・エムが発売、米製フリーフォーム射出成形装置でできること

アイオー・エムが発売、米製フリーフォーム射出成形装置でできること

専用材料を使用して3Dプリンターで製作した、複雑形状の射出成形品(右上)と射出成形の試作用金型(下)

アイオー・エム(愛知県小牧市、原田惠三社長)は、3次元(3D)プリンターと射出成形を組み合わせたフリーフォーム射出成形(FIM)装置を発売した。専用材料を用いて3Dプリンターで造形した金型を使って射出成形する。成形後は金型を溶解させて製品を取り出すため、金型からの取り外しが難しい複雑な形状の製品でも製作できる。樹脂成形の新たな選択肢として広く提案し、1年以内に20台の販売を目指す。

金型となる専用材料の耐熱温度は420度Cと高く、スーパーエンジニアリングプラスチックなど量産用樹脂での試作を実現する。

射出成形品の開発では設計後に金型を外注し、その後実際に試作成形する。FIMを活用することで、すぐに試作成形ができ、その場での設計変更も可能となるため開発リードタイムを大幅に削減できる。

アイオー・エムが取り扱うのは、米ネクサ3Dの3Dプリンター3機種と、同社の専用材料。洗浄や硬化、溶解のための装置も合わせて提案する。アイオー・エムが樹脂製品生産設備の専門商社として販売する射出成形機とのセット販売のほか、FIMの試作も受け付ける。

日刊工業新聞 2023年11月21日

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