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自動運転トラックの発着拠点に…三菱地所の「次世代機関物流施設」計画の中身

自動運転トラックの発着拠点に…三菱地所の「次世代機関物流施設」計画の中身

T2の実験車両

三菱地所自動運転システムの開発を手がけるT2(千葉県市川市)は、自動運転トラックによる物流ネットワークの構築に向け資本業務提携を結んだ。三菱地所が京都府城陽市に開発中の高速道路直結の物流施設に、T2が手がける自動運転トラック(レベル4)による幹線輸送の発着拠点を設ける。建物内を自動で走行させる仕組みや、自動運転トラックと物流施設を組み合わせたサービスの開発も進める。

三菱地所は新名神高速道路の宇治田原インターチェンジに直結する物流施設を開発している。ここを自動運転トラックや後続車無人隊列走行を受け入れる次世代基幹物流施設にする計画だ。

今後は関東・中京圏でも同様の施設の開発を検討していく。三大都市圏だけでなく全国を網羅する物流網を自動化・省人化することによって、物流業界が直面しているドライバー不足の解消につなげる。

日刊工業新聞 2023年07月03日

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