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新型「BRZ」に搭載、スバルが開発したMT車向け「アイサイト」の機能

新型「BRZ」に搭載、スバルが開発したMT車向け「アイサイト」の機能

アイサイトカメラ。MT車の特性に合わせた制御を施した

SUBARU(スバル)は20日、マニュアルトランスミッション(MT)車に適合した運転支援システム「アイサイト」を開発したと発表した。2023年秋に発表するスポーツ車「BRZ」の改良モデルに初めて採用する。

衝突回避や衝突被害軽減、運転負荷軽減など各性能にMT車の特性に合わせた制御を施した。

これまでのオートマチックトランスミッション(AT)車向けアイサイトと同様に、衝突を回避する機能「プリクラッシュブレーキ」や追従機能付きクルーズコントロール、車線逸脱やふらつきを警報する機能、先行車発進を知らせる機能などを実現した。

プリクラッシュブレーキは、クラッチの状態やシフトポジションにかかわらず作動し、ブレーキ制御中にエンストしても停止するまでブレーキ制御が継続するなど、MT車でも違和感なく使える技術を開発した。

スバルのスポーツモデルをけん引するBRZでは、AT車にアイサイトを先行投入している。ただBRZはMT車の比率が高く「スポーツ性能の強化だけでなく、MT車にも十分な先進安全機能を提供する必要がある」(商品企画本部の小林正明プロジェクトゼネラルマネージャー)として新型への搭載を決めた。


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日刊工業新聞 2023年06月21日

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