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約2万台受注済み…日産が投入する新型「セレナ」HVの性能

日産自動車は、ミニバン「セレナ」の新型ハイブリッド車(HV=写真)を20日に発売する。2月末の受注開始から4月12日までに約2万台を受注済み。2022年12月発売のガソリン車の新型セレナは約1万8800台を受注しており、受注の半分以上をHVが占める。

セレナとしては1991年の発売以降、国内累計販売台数が200万台を超えた。

新型HVはエンジンを発電のみに使いモーターで駆動する独自のHV技術「eパワー」に、新開発のeパワー専用排気量1400ccエンジンを採用した。消費税込みの価格は319万8800円から。

1、2列目の座席の間にあるセンターピラーインナーなど複数の骨格車体部品に、製造時の二酸化炭素(CO2)排出量が実質ゼロの低CO2高炉鋼材を量産車で初めて採用した。

約2万台の受注の15%を占める最上位グレード「LUXION(ルキシオン)」にはミニバンで初めて、長距離運転を支援する「プロパイロット2・0」を標準搭載した。

車両の走行データに基づき運転挙動を点数化して、保険料の割引に反映する「安全運転アシストサービス」に、事故時の救援機関への連絡やレッカー手配などを行う「緊急対応トータルサポート」を組み合わせた自動車保険プランを日産車で初めて適用する。


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日刊工業新聞 2023年04月14日

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