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【トップ30一覧】1月新車販売、日産「ルークス」トヨタ「シエンタ」が大幅増加の要因

【トップ30一覧】1月新車販売、日産「ルークス」トヨタ「シエンタ」が大幅増加の要因

新型「シエンタ」

日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が発表した1月の車名別新車販売は、2022年に最も売れたホンダの軽自動車「N―BOX」が5カ月連続で首位となった。前年同月比3・0%増の1万9792台と高水準を維持した。2位はトヨタ自動車の小型車「ヤリス」だった。同18・7%減と落ち込んだものの1万4772台を販売し、22年12月から二つ順位を上げた。トヨタのセダン「カローラ」は3位に入った。

7車種が1万台を超え、前年同月から3車種増えた。前年同月に1万台を超えたトヨタの小型車「ルーミー」は、同28・4%減の7674台と落ち込んだ。N―BOX、ヤリス、カローラの上位3車種は、前年同月と同じ順位だった。

上位30車種のうち、前年同月の実績を割り込んだのは6車種にとどまり、6車種が同2倍を超える伸びとなった。前年は半導体をはじめとする部品不足が影響し、生産調整が長引いたため、その反動が表れた。

日産自動車のワゴン型の軽「ルークス」は、前年同月に販売を停止した影響から大幅に伸びた。トヨタの小型ミニバン「シエンタ」は22年8月に全面改良した効果が出た。電気自動車(EV)では日産の軽EV「サクラ」が4000台を超えて26位だった。

全軽自協は「生産が前年よりも回復している」と評価。一方、今後について自販連は「半導体の不足感が継続しそうだ」と話す。

日刊工業新聞2023年2月7日

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