村田製作所がシリコンキャパシター増産、72億円で200mm対応ライン
村田製作所は8日、3次元(3D)シリコンキャパシターを手がける仏生産子会社で、シリコンキャパシターを増産すると発表した。約72億円を投じて、ウエハーサイズ200ミリメートル対応のラインを既存の建屋内に新設する。2023年春に準備を始め、24年中旬の稼働を目指す。同キャパシターは埋め込み型医療装置や電気通信インフラ、携帯電話、電気自動車(EV)向けで旺盛な需要に応える。
ムラタ・インテグレイテッド・パッシブ・ソリューションズの建屋内に新設する。新設ラインでは従来のウエハーサイズ約150ミリメートルに対応したラインより高効率に同キャパシターを生産できる。
23年から25年にかけて100人超の新規雇用を見込む。
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日刊工業新聞 2023年3月9日