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MARUKU、LINE使いスタンプラリー 観光促進で引き合い好調
観光周遊を促すデジタルスタンプラリーが好調―。MARUKU(熊本県山都町、小山光由樹代表取締役)が展開するスタンプラリーシステムに対し、200件以上の問い合わせが来ている。近県で観光するマイクロツーリズムの普及を受け、観光を促進したい自治体や企業の引き合いが増えているという。
MARUKUが展開するのは、対話アプリケーション「LINE」の機能として使えるスタンプラリーシステム「mawaru」。2021年にサービスを始めた。利用者は、自治体などスタンプラリー主催者が設定した観光地などに訪問し、2次元コードの読み取りなどでスタンプを収集。集めたスタンプ数に応じて抽選で特産品などの特典を得る仕組みだ。
近隣の観光で「思わぬ発見があって良かった」といった声が出ているという。主催者も台紙コストなどを削減でき、穴場スポットへの誘導も可能になる。今後、同社は23年3月末までに100自治体の導入を目指す。
日刊工業新聞2022年11月8日
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