ドコモと連携、BMWのEVに適用するコネクテッドサービスの中身
ビー・エム・ダブリュー(東京都港区、クリスチャン・ヴィードマン社長)は、第5世代通信(5G)と民生用機器向けの組み込み型SIM「eSIM」を用いたコネクテッドカー(つながる車)サービスをNTTドコモと始めた。両社のサービスの利用情報を連携し、スマートフォンで使う電話番号や料金プランを、BMWブランドの電気自動車(EV)「iX」「i4」に適用し簡便に音声通話などができるようにする。
NTTドコモの「ワンナンバーサービス」に対応した。同サービスは、スマホの電話番号を共有したアクセサリー機器で音声通話やデータ通信を可能にする月額制サービス。適用した車両は近距離無線通信規格「ブルートゥース」でスマホと接続することなく、車内で音声通話やインターネット通信ができる。サービスはレンタカーやカーシェアリングの利用者も使える。
2種類のeSIMを同時にアクティブにする技術を活用し、BMWの既存のコネクテッドカーサービスと、車両を経由した通信サービスを両立した。今後発売する他モデルにも同サービスを適用する予定。
日刊工業新聞2022年3月3日