キーワード解説一覧
「量子暗号通信」 りょうしあんごうつうしん
光ファイバー上で暗号鍵を光子(光の粒子)に乗せて伝送する暗号通信技術。観測されると状態が変化する光子の量子力学的性質を利用し、鍵の盗聴を確実に検知できる。桁外れの計算能力を持つ量子コンピューターでも、理論上、絶対に盗聴されない。サイバー攻撃からデータ通信基盤を守り、データを安全に利用し、長期保存するために必要とされる。医療、金融、公共分野などでの適用が期待される。