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シタビラメのワイン蒸しを「やわらか食」で。飲み込みやすい本格メニュー

東京医科歯科大、高齢者・患者向け料理提供開始
 東京医科歯科大学は、湯島キャンパス(東京都文京区)内のレストラン「あるめいだ」で、飲み込む能力が低下した高齢者や患者向けのメニューの提供を始めた。チーズリゾットやシタビラメのムースワイン蒸しなど、本格的な料理(写真)を1000円前後で提供する。食材をミキサーなどで小さくしたり、やわらかく調理したりすることで、飲み込みやすいよう工夫されている。

 近年、肺炎の死亡率が上がっている。加齢や脳卒中によって飲み込む能力が低下することが、肺炎発症の一因となっている。

 メニュー作りは、こうした飲み込む能力の低下した人が「外食でも安心して食べられるように」というコンセプトで進んだという。

 あるめいだの歌川靖彦シェフは、「やわらか食であるが、食感など患者さんからの要望をメニューに反映させたい」と笑顔で語った。
日刊工業新聞2017年7月13日
昆梓紗
昆梓紗 Kon Azusa デジタルメディア局DX編集部 記者
かつては咀嚼力が落ちた人用の食事といえば、離乳食のようにぐちゃぐちゃになったものがほとんどだったようですが、最近では本物とあまり変わらない「やわらか食」が増えてきています。食欲も回復するそうです。

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