ニュースイッチ

崎陽軒が今日から「メガシウマイ弁当」発売

横浜・新生産ライン記念で
 崎陽軒(横浜市西区、野並直文社長)は、約15億円を投じて横浜工場(同都筑区)に設けた新たな弁当生産ラインを23日に本格稼働する。弁当類の生産拠点は3カ所となり、1日当たりの生産能力は合計で従来比約1万8000個増の最大約6万3000個に強化される。 

 横浜工場のライン新設を記念し、主力商品「シウマイ弁当=写真右上」の約1・5倍となる「メガシウマイ弁当=同右手前」を同日発売する。消費税込みの価格は1250円。7月22日までの期間限定で神奈川、東京を中心に約150店で販売する。

 メガシウマイ弁当は「もっとがっつり食べたい」「大盛りはないの」といった顧客の声に応じて商品化。シューマイを通常より3個多い8個、俵型白飯も4個多い12個に増やした。小ぶりサイズの「MINIプレミアムシウマイ弁当=同左」も期間限定で販売する。消費税込みの価格は1050円。

日刊工業新聞2017年6月23日



新工場は中食需要に対応


 崎陽軒(横浜市西区、野並直文社長)は総額約15億円を投じ、横浜工場(横浜市都筑区)内に弁当の新工場(イメージ)を新設する。12月に着工、2017年5月下旬の完成・稼働を目指す。新工場の生産能力は1日に最大1万8000食。増加傾向にある中食需要に対応するほか、弁当のブランド力を向上する。新工場の稼働で2年後に、年間売上高を現状比13・6%増の250億円に引き上げる。

 崎陽軒の横浜工場は1957年に稼働。主に「シウマイと点心」を生産していた。新たに3階と4階部分に、延べ床面積2800平方メートルの弁当工場を増築する。同工場は03年の刷新時に将来の増強を見越し、拡張スペースを確保していた。

 投資額の内訳は弁当生産ラインに9億円、新型ひも掛け機などの設備に6億円。新工場では弁当生産ラインの見学ツアーを行う。

 今後は横浜本社工場(横浜市西区)、東京工場(東京都江東区)と合わせ、3工場体制で弁当を生産する。生産能力は合計で1日約4万7000食に達する見込み。緑川美津雄常務は「顧客の多様なニーズに合わせ、小回りのきく生産体制を構築したい」としている。
新工場(イメージ)

日刊工業新聞2016年11月17日

明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役デジタルメディア事業担当
記者になって初任地が横浜だったので崎陽軒は何かと思い入れがある。今の直文社長はまだ社長になる前で、先代の野並豊社長がお元気だったころ。それまで崎陽軒のシウマイ弁当はほとんど口にする機会はなかったが、今では年に1、2回はつい買ってしまう忘れない味になった。

編集部のおすすめ