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国内初、デニムの制服。採用の決め手は「色落ち」しにくさ

【岡山】ジャパンブルー(岡山県倉敷市、真鍋寿男社長、086・470・5056)は、洗濯時に色落ちや色移りしにくく、従来と比べ2・5―3倍の耐摩耗強度で破れにくいデニム素材「SHIN・DENIM(シン・デニム)」を開発した。関西高等学校(岡山市北区)に、国内初めてのデニム学生服生地として採用された(写真)。

 同校の冬服ブレザー生地に使用し、2018年4月入学の新1年生から順次着用される予定だ。価格は未定。

 ジャパンブルーは国産の価値が高いヴィンテージジーンズを手がける。「シン・デニム」は原料綿の選定や染料、染め方の工夫により、色の落ちにくさや強度を高めた。家庭用洗濯機で丸洗いできるという。

 関西高校は男子校で10月に創立130周年を迎えるのを機に、制服の変更を検討してきた。岡山県の地場産業であるデニムに着目し、ジャパンブルーに相談したところ、同社が研究していた色落ちしにくいデニムを使った商品化が決まった。
日刊工業新聞2017年6月14日
昆梓紗
昆梓紗 Kon Azusa デジタルメディア局DX編集部 記者
制服が丸洗いできるかは表記されていませんが、動きやすく、汚れを気にせず着用できそうで男子高校生にぴったりだと思います。

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