原子力機構の経営主体を変えない限り意識改革は進まない
職員の被ばく事故、大きな禍根
日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター(茨城県大洗町)で核燃料物質の点検作業中に職員ら5人が被ばくした事故で、うち50代の男性1人の肺から放射性物質プルトニウム239が2万2000ベクレル検出された。原子力機構によると、肺から検出された放射性物質はプルトニウム239。他の放射性物質も含めて5人のうち、3人から検出された。内部被曝している可能性が高いものの、現時点で健康影響は出ていないという。
ただ、原子力規制委員会の田中俊一委員長は「注意深く放射性物質を取り扱うのは基本だ。(原子力機構は)経営陣も含めて真剣に反省すべきだ」と批判。今後、管理体制の不備などが問われることになる。
ただ、原子力規制委員会の田中俊一委員長は「注意深く放射性物質を取り扱うのは基本だ。(原子力機構は)経営陣も含めて真剣に反省すべきだ」と批判。今後、管理体制の不備などが問われることになる。