海中や湿気の多い環境で使えるチューブ状のLEDライト

エスイーシーが発売

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LEDチューブライトを使った作業
 エスイーシー(SEC、北海道函館市、永井英夫社長)は、海中や湿気の多い環境で使用できる「LED(発光ダイオード)チューブライト」を発売した。独自の耐圧防水樹脂「ジェラフィン」を活用し、水深1200メートルの水圧に対応できる。価格は基本の長さが1メートルで、利用する水深により5万―30万円程度を想定する。初年度に200セットの販売を目指す。

 LEDチューブライトは、国産のLEDテープライトを角型のシリコンチューブに入れ、中をジェラフィンで守る加工を施している。

 同社は実験で水深1200メートルまで耐えることを確認した。一つの電源から1メートルの同ライトを、最大5本直列で接続が可能。

 用途は主に海中探査向け照明のほか、養殖施設や河川設備向けも見込む。多湿の環境における補修作業用も想定する。作業者は首にかけて使うこともできる。

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SECは地域産業の発展に寄与する目的で、2006年に産学官連携を進める「水産海洋プロジェクト」を立ち上げた。水産・海洋産業を支援するシステムやジェラフィンの開発などに取り組んできた。ジェラフィンは、ソフトウレタンの一種を使う樹脂。海洋研究開発機構が保有する高圧実験水槽の試験で、水深1万メートル相当の水圧に耐えることに成功している。 (日刊工業新聞札幌支局・山岸渉)

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