ノンアルコールビール増産、競争激化。背景には?
アサヒビールはノンアルコールのビール風味飲料「アサヒドライゼロ」を、5月から6月に2016年比で約2割、増産する。ドライゼロは中身の刷新が功を奏し、16年の販売数量は前年比9・8%増の651万ケース(1ケースは大瓶20本換算)と伸びた。17年1―3月も前年同期と比べて約1割増と、引き続き好調。キリンビールもビール風味を高めた新製品を投入するなど、競争が激しくなっている。アサヒは販売増を追い風に、シェア拡大の好機とみて生産を増やす。
アサヒビールはアサヒドライゼロを、福島工場(福島県本宮市)と吹田工場(大阪府吹田市)の2工場で増産する。増産に先立ち4月15日から、東京・有楽町で有料の試飲イベントを行うなど、販売促進活動も活発化する。
有楽町のイベントは「春の全国交通安全運動」にあわせて実施する。ノンアルコールビールを飲んでも、飲酒運転にならないといった利点を訴求する。ドライゼロとおつまみのセットを、200円(消費税込み)で販売する。
この他、ゴールデンウイーク中に高速道路のサービスエリア7カ所で、販売のイベントを実施。小売店には景品付きのキャンペーンパックなどで販売強化を促し、アウトドアでビール風味飲料を楽しむなどを提案。需要の裾野を広げる。
ノンアルコールビールは登場当時、ドライバーの「飲酒運転対策」というイメージが強かった。だが、最近はアウトドアやリフレッシュしたい時に飲むなど、飲用機会が拡大し市場が伸びている。
アサヒビールはアサヒドライゼロを、福島工場(福島県本宮市)と吹田工場(大阪府吹田市)の2工場で増産する。増産に先立ち4月15日から、東京・有楽町で有料の試飲イベントを行うなど、販売促進活動も活発化する。
有楽町のイベントは「春の全国交通安全運動」にあわせて実施する。ノンアルコールビールを飲んでも、飲酒運転にならないといった利点を訴求する。ドライゼロとおつまみのセットを、200円(消費税込み)で販売する。
この他、ゴールデンウイーク中に高速道路のサービスエリア7カ所で、販売のイベントを実施。小売店には景品付きのキャンペーンパックなどで販売強化を促し、アウトドアでビール風味飲料を楽しむなどを提案。需要の裾野を広げる。
ノンアルコールビールは登場当時、ドライバーの「飲酒運転対策」というイメージが強かった。だが、最近はアウトドアやリフレッシュしたい時に飲むなど、飲用機会が拡大し市場が伸びている。
日刊工業新聞2017年4月12日