すでに100億円を受注!ルネサス、中国・EV向け半導体の勝算
2020年にシェア50%目指す
ルネサスエレクトロニクスは中国で電気自動車(EV)向け半導体を拡販する。高性能なEV向けモーター制御用半導体を売り込む意向で、すでに現地の自動車メーカーから累計100億円規模の受注を獲得した。2019年に量産を始める計画。まだEV向けの売り上げは少ないが、高精度に制御できる点を訴求し20年にモーター制御用半導体のシェアを50%程度にする。
近年、中国政府はEVの普及を促進させている。こうした流れもあり、中国のEV市場は23年に16年比4倍に成長すると見込まれている。これに伴い、中国では地場や外資系の自動車メーカーからモーターを高精度に制御したいという要求が増えている。
一方、ルネサスはマイコンとパワー半導体を協調させ、高精度に効率良く制御する技術を得意とする。現地のニーズを踏まえて高性能な製品を投入し、旺盛な需要を取り込む。
同社は中国事業の売上高のうち、自動車向け半導体の割合が50%程度を占める。まだEV向けの売り上げは少ないが、複数の商談を進めて受注を獲得したという。2―3年後にも収益に寄与する見通しで、着実にシェアを伸ばしていく方針だ。
同社は20年までの中期経営計画の中で、中国のEV市場でトップシェアを獲得する目標を掲げる。20年以降の成長も見据え、今後は事業拡大に合わせて体制の強化も検討する。
近年、中国政府はEVの普及を促進させている。こうした流れもあり、中国のEV市場は23年に16年比4倍に成長すると見込まれている。これに伴い、中国では地場や外資系の自動車メーカーからモーターを高精度に制御したいという要求が増えている。
一方、ルネサスはマイコンとパワー半導体を協調させ、高精度に効率良く制御する技術を得意とする。現地のニーズを踏まえて高性能な製品を投入し、旺盛な需要を取り込む。
同社は中国事業の売上高のうち、自動車向け半導体の割合が50%程度を占める。まだEV向けの売り上げは少ないが、複数の商談を進めて受注を獲得したという。2―3年後にも収益に寄与する見通しで、着実にシェアを伸ばしていく方針だ。
同社は20年までの中期経営計画の中で、中国のEV市場でトップシェアを獲得する目標を掲げる。20年以降の成長も見据え、今後は事業拡大に合わせて体制の強化も検討する。
日刊工業新聞2017年3月24日