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NTT-ATなど出力値向上、「透明発電ガラス」の性能

NTT-ATなど出力値向上、「透明発電ガラス」の性能

マルチセル化で出力値を向上した

NTTアドバンステクノロジ(NTT―AT、東京都新宿区、伊東匡社長)とinQs(東京都港区、伊藤朋子社長)は、透明光発電素子(SQPV)技術を用いた透明発電ガラスの発電性能と品質を向上した。11月1日に評価用サンプルの提供を始める。

30センチメートル角ガラス1枚で1セルとした従来のSQPVガラスを縦11×横6セルにマルチセル化し、材料も改良することで出力値を向上した。発電効率は1%。1平方メートル当たりの放射照度100ワット照射時の発電性能は50ミリワット以上で、可視光透過率は56%以上という。

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日刊工業新聞 2024年10月9日

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