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パナソニックコネクト、ネットワークカメラなど生産工場を閉鎖する理由

パナソニックコネクト、ネットワークカメラなど生産工場を閉鎖する理由

パナソニックコネクトの佐賀工場

パナソニックコネクトはネットワークカメラや補聴器を生産する佐賀工場(佐賀県鳥栖市)を2025年9月末に閉鎖する。同工場での生産が近年減少し、特に自社製品の生産が24年10月時点でほぼない状況を踏まえて判断した。生産機能は今後、大阪府門真市の拠点などに移管する。佐賀工場の従業員約120人は本人の希望に応じ、パナソニックグループ他拠点への配置転換などを検討する。

佐賀工場は1964年に単三マンガン乾電池工場として設立。プリンターやスキャナーといったOA機器を生産し、2000年に約800人を擁した。現在はネットワークカメラや補聴器基板、業務用ビデオカメラ基板などをパナソニックグループなどから受託生産する。

パナソニックコネクトの新家伸浩執行役員最高人事責任者(CHRO)は閉鎖の理由を「グループ全体の最適化の中で佐賀での生産が減ってきた」と説明した。用地は地元行政と協議しつつ売却も視野に入れて検討する。


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日刊工業新聞 2024年10月07日

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