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船舶間のアンモニア燃料供給装置、日本郵船が基本設計承認取得

船舶間のアンモニア燃料供給装置、日本郵船が基本設計承認取得

アンモニア用バンカリングブームのイメージ(日本郵船提供)

日本郵船とTBグローバルテクノロジーズ(TBG、東京都中央区、ローラン・ポワドヴァン社長)は、液体アンモニア燃料を船舶間で供給する装置「バンカリングブーム」の基本設計承認(AiP)を日本海事協会から取得した。原油や液化天然ガス(LNG)などの液体の荷役機器製造で国内シェアトップのTBGと共同開発したもので、AiPの取得主体はTBG。

同装置には、液体の漏洩を最小限に留めるTBGの技術を採用した。緊急時にアンモニア燃料船と燃料供給船の接続を瞬時に切り離せる緊急離脱装置を搭載し、有毒なアンモニアを非常に高い安全レベルで供給できるようにした。

日刊工業新聞 2024年08月16日

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