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三井E&Sがバングラデシュで初受注、「港湾荷役クレーン」の装備

三井E&Sがバングラデシュで初受注、「港湾荷役クレーン」の装備

岸壁用コンテナクレーン「三井パセコポーテーナ」

三井E&Sはバングラデシュのチッタゴン港湾庁から、マタバリ港(コックスバザール県)向けに岸壁用コンテナクレーン3基、タイヤ式門型クレーン6基と荷役機械一式を受注した。受注額は非公表。同社としてバングラデシュ向けの港湾荷役クレーンの受注は初めて。

バングラデシュでは国内総生産(GDP)の成長に伴い、コンテナ貨物の需要が増加しており、今後もさらに増加することが見込まれている。

マタバリ港は、現在飽和状態である既存のチッタゴン港の課題である大型船の寄港を可能にするとともに、将来の貨物需要増加への対応を目指し、日本政府の円借款によるコックスバザール県マタバリ地区での新規港湾整備事業として整備が進められている。

今回受注した岸壁用コンテナクレーン「三井パセコポーテーナ」は、大型船の着岸に対応した同国最大級のクレーンで、地震が多いバングラデシュの地域特性に合わせた免震装置を備える。


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日刊工業新聞 2024年07月15日

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