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独自製品の売り上げ4割に、リックスが新拠点で開発加速

独自製品の売り上げ4割に、リックスが新拠点で開発加速

協創センターのイメージ(リックス提供)

リックスは、機械部品や装置といった独自製品の売り上げ構成比を2027年3月期までに40%以上に高める。市場競争力や利益率の向上を図るほか、顧客や社会の課題解決につなげる。11月稼働予定の協創センター(福岡県粕屋町)での開発や、インドに建設予定の工場を通じて実現する。25年3月期から3年間の新たな中期経営計画「GP2026」で掲げた。

工作機械業界向けで高シェアを誇る「ロータリージョイント」をはじめとする自社製品、グループ生産品や独占販売権を有する仕入れ品の比率を高める。同構成比は24年3月期で31%だった。31年3月期目標である55%の達成に向けて足場を固める。

協創センターでは、顧客や仕入れ先、ベンチャー企業、大学などとの連携により、ニーズを製品化する。安井卓社長は「外部の知恵を借りてアイデアを具現化する社内プログラムなどで下地はできた。今後、活性化したい」としている。

日刊工業新聞 2024年06月07日

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