ペロブスカイト太陽電池で「出前授業」…桐蔭学園が横浜・青葉区と連携協定
桐蔭学園は横浜市青葉区とペロブスカイト太陽電池を活用した脱炭素化の普及啓発などに取り組む連携協定を結ぶ。協定に基づき、青葉区内の市立小学校でペロブスカイト太陽電池を用いた「環境出前授業」を実施する。
ペロブスカイト太陽電池は桐蔭学園桐蔭横浜大学医用工学部の宮坂力特任教授が発明した。従来のシリコン型太陽電池と比べて薄くて軽く、曲げられるといった特徴があり、設置場所の自由度が高いことから次世代の太陽電池として期待されている。
環境出前授業は桐蔭横浜大で実際にペロブスカイト太陽電池を研究・開発している現役の教授が行う。2027年度までに区内30校で実施する。初回は23日の鉄小学校。
17日には青葉区役所で協定の締結式を開く。宮坂特任教授のほか桐蔭学園の溝上慎一理事長、青葉区の中島隆雄区長らが出席する。
日刊工業新聞 2024年04月16日