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過去2番目の低水準…23年度・中古車販売伸び悩みの理由

認証不正で伸び悩み

※自社作成

日本自動車販売協会連合会(自販連)が10日発表した2023年度の中古車登録台数は、前年度比3・7%増の360万4871台で3年ぶりに増加した。だが1978年度の統計開始以来、過去最低の22年度(347万5232台)に次ぐ低水準となった。コロナ禍の収束や半導体不足の解消が進み、中古車販売も上向きつつあるが、23年末の認証不正問題に伴う新車の出荷停止の影響で、24年に入り中古車販売も伸び悩んだ。

23年度の車種別では乗用車が前年度比4・0%増の314万3730台。内訳は普通乗用車が同7・7%増の191万6057台、小型乗用車が同1・2%減の122万7673台となった。トラックは同2・3%増の37万4363台で、このうち普通貨物車は同2・0%増の16万5455台、小型貨物車は同2・5%増の20万8908台だった。

※自社作成

24年3月単月の中古車登録台数は前年同月比1・4%減の42万1968台となり、12カ月ぶりのマイナス。3月としては過去最低だった23年(42万7832台)を下回り、最低を更新した。自販連では「新車販売が低調で中古車に下取りが入らず“タマ数”が減った。供給面の影響が大きい」とみている。

中古車競売大手のユー・エス・エス(USS)のオークションデータでは、3月の出品台数は同12・5%減の30万6173台で3カ月連続の減少。新車販売台数の減少の影響を受けた。一方、平均落札価格は同22・4%増の110万円と5カ月連続で上昇。成約台数も新車供給不足による国内中古車需要の増加や輸出が好調なことから同9・4%増の21万8724台と伸長した。

日本中古自動車販売協会連合会(JU中販連)では「12月以降、新車の供給が止まり、年式が新しい高年式の中古車に人気が集中している。タイムラグはあるが、新車販売が復調して通常通り中古車が流通してくれば中古車販売は上向いていく。減少要因は今のところ見当たらない」としている。

日刊工業新聞 2024年04月11日

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