ニュースイッチ

次世代航空機の技術、IHIが開発を加速する

NEDO事業にプロジェクト採択
次世代航空機の技術、IHIが開発を加速する

エンジン内蔵型電動機のプロトタイプ

IHIは9日、次世代航空機開発に向けた電力制御および熱・エアマネジメントシステム技術の開発に乗り出すと発表した。このほど新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「グリーンイノベーション基金事業/次世代航空機の開発プロジェクト」に採択された。2030年度までにコア技術に関して、技術的成熟度の基準「TRL」でレベル6以上を目指す。

採択されたプロジェクトでは、航空機電動化のコア技術として、従来の航空機搭載品と比べて2倍以上の出力密度を持つハイブリッド電動推進システムに対応する出力1メガワット(メガは100万)以上のエンジン内蔵型発電機、世界最大級の55キロワット以上の出力を持つ航空機向けガス軸受モーターを搭載した電動ターボ機械などの技術開発に取り組む。

コア技術を適用して同システムを含む熱・エアマネジメントシステムを構築し、従来の航空機に比べて5%以上燃費を改善する機体システムのコンセプトを確立するとともに、地上実証することで社会実装の確度を高める。

事業期間は30年度までの約7年間。事業規模の約151億円のうち、インセンティブ額を含めて約125億円の支援を受ける。

日刊工業新聞 2024年4月10日

編集部のおすすめ