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三菱重工、中国・マカオの「LRT無人システム」受注

三菱重工業は、中国・マカオ特別行政区の政府・公共建設局から、車両型交通システム(LRT)の延伸線の全自動無人運転車両(AGT)システムを受注したと発表した。受注額は非公表。車両以外に必要なシステム・機器一式となる。全長7・65キロメートルに6駅を設け、2029年に開業予定。中国とのボーダーゲート付近まで延伸し、中国との往来が増える効果が見込まれる。

信号、通信システム、給電設備、軌道工事、ホームドア、料金機械などを担当する。地元のゼネコン2社とコンソーシアムを組む。

19年開業の路線(写真)の駅を起点に、マカオ半島東側沖合の埋め立て地を地下トンネルで接続する新線となる。新興エリアの利便性向上や交通渋滞緩和の効果も見込める。

マカオでのLRT向けの受注は5路線目。車両も110両を納入済み。

日刊工業新聞 2024年03月01日

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