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シャープがV2H参入、太陽光・蓄電池・EVを連携

シャープがV2H参入、太陽光・蓄電池・EVを連携

EV用コンバーター(中央右)で充放電を制御し、太陽光発電や蓄電池と連携する

シャープは15日、電気自動車(EV)の充電を住宅で利用できるビークル・ツー・ホーム(V2H)システムに参入すると発表した。EVの充放電を制御するコンバーターを3月26日に発売し、太陽光発電と蓄電池、EVを連携する「Eee(イー)コネクト」サービスを始める。コンバーターの消費税込みの価格は165万円。住宅メーカーやEVを販売する自動車販売店を通じ、2024年度に3000システムの販売を目指す。

既に太陽光発電と蓄電池を連携するパワーコンディショナーを、同コンバーターと連携できるタイプに置き換え始めた。同コンバーターは幅505ミリ×奥行き194ミリ×高さ347ミリメートルの23キログラムと小型軽量で住宅の壁に設置できる。

通常時はEVと蓄電池の同時充電や家電の運転を行う。停電時はEVを放電し住宅の電気をまかなえる。クラウド上の住宅用エネルギー管理システム(HEMS)を使えば気象警報の発令と同時に蓄電池とEVへ充電し停電への対策ができる。

日刊工業新聞 2024年02月16日

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