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パワーエックスが設備増強へ95億円調達

パワーエックス(東京都港区、伊藤正裕社長)は22日、複数の国内金融機関からの融資により総額95億円を調達したと発表した。2024年半ばに岡山県玉野市の工場(写真)で蓄電池の水冷モジュールの量産開始を予定しており、その準備に充てる。23年8月に完了したシリーズBラウンドに続く資金調達で、累計調達額は約232億6000万円となった。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券のアレンジにより、三菱UFJ銀行、JA三井リースといった銀行・リースなど金融大手7社から融資を受けた。調達資金は蓄電池の水冷モジュールの原材料仕入れ、設備投資、研究開発費に充てる。

パワーエックスは23年末に蓄電池製品の出荷、納入を始めた。工場では水冷モジュールの自動生産ラインの搬入を完了し、量産開始を準備している。

日刊工業新聞 2024年1月23日

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