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電動車の全固体電池向け、三菱マテリアルが固体電解質の量産技術

電動車の全固体電池向け、三菱マテリアルが固体電解質の量産技術

加熱炉で焼成するだけで目的物質を合成できる(三菱マテリアル提供)

三菱マテリアルは電動車(xEV)の全固体電池向けに、材料である硫化物系固体電解質の量産性を引き上げる製造技術の開発に成功した。新たなプロセスの採用で製造規模の大型化が見込めることから、硫化物系固体電解質の事業化に向けた検討を進める。

硫黄を含む原料を混合し、加熱炉で焼成するだけで目的物質を合成できるプロセスを開発した。将来の事業化に向けて、今後もプロセスの改善や品質の向上に取り組む。

硫化物系固体電解質は、全固体電池に用いる固体電解質の中でもイオン伝導率が高い。入出力性能が高いことから航続距離の延長や充電時間の短縮が期待され、xEV用全固体電池の材料として有力視されている。その一方で、量産性の低さと取り扱いの難しさが実用化に向けた障壁となっていた。


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日刊工業新聞 2023年12月25日

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