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三菱自動車「デリカミニ」・ホンダ「N-BOX」好調…新車販売が15カ月連続プラス

コロナ禍・半導体不足解消、車両供給が回復

2023年の国内新車販売台数が11月時点で前年実績を超え、5年ぶりに増加に転じた。日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)によると23年1―11月の新車販売は441万台超となり、22年1―12月の約420万台を上回った。コロナ禍の影響がなくなり、半導体不足の解消が進んだことで、車両供給が回復し新車の販売増が続いている。ただ、23年の前半は供給不足の影響が残っていたため、残り1カ月の販売を加味しても、通年で520万台前後あったコロナ禍前の水準を回復するのは難しい見通しだ。

23年1―11月の新車販売台数は前年同期比14・5%増の441万6247台。このうち登録車は同19・0%増の280万1847台、軽自動車は同7・4%増の161万4400台だった。11月単月の新車販売台数は前年同月比9・0%増の41万1089台で、15カ月連続のプラスだった。登録車は同15・1%増の25万5054台で、11カ月連続で前年同月比2ケタ増となった。登録車のうち乗用車は、普通乗用車が同31・2%増の15万295台で、11月として過去最高。小型乗用車は同5・2%減の7万4291台で、2カ月連続の減少だった。

登録車のうち貨物車は、普通、小型ともに前年同月を上回った。全体では同5・3%増の2万9702台となり、12カ月連続で増加した。軽自動車は同0・3%増の15万6035台で4カ月連続のプラス。半導体不足の緩和に加えて、新型車の販売が好調なことが主な要因だ。車種別では5月発売の三菱自動車「デリカミニ」、10月にフルモデルチェンジしたホンダ「N―BOX(エヌボックス)」、同じく11月にフルモデルチェンジのスズキ「スペーシア」といったスーパーハイトワゴンが好調だった。

12月以降の見通しについて全軽自協は「新型車の発売や機種の改良が複数あり、(11月5日まで開かれた)ジャパンモビリティショーも活況だったため、さらなる新車市場の活性化に期待したい」としている。


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日刊工業新聞 2023年12月04日

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