商船三井が建造する洋上風力メンテ船の仕様
商船三井は22日、台湾で洋上風力発電所のメンテナンス支援を行うサービス・オペレーション・ヴェッセル(SOV)を建造すると発表した。船主の大統海運(台湾)との合弁会社を通じ、造船大手の蘭ダーメングループと造船契約を結んだ。ベトナムの造船所で建造され、2025年末に完成する予定。
今回の新造SOVは、合弁会社にとって22年に完成したアジア初のSOVに次ぐ2隻目の台湾籍SOVとなる。発電事業者や風車メーカー、建設事業者などに洋上での宿泊設備を提供するとともに、本船から洋上風力発電所へ人員や物資の安全な移送を行う。同船は全長87・7メートル、全幅19・7メートル。最大乗船人員は120人。メタノール燃料に対応できる設計とする。
日刊工業新聞 2023年11月23日