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BYDが中型EVバス受注開始、「都市型」と「郊外型」投入

中国の電気自動車(EV)大手・比亜迪(BYD)の日本法人であるビーワイディージャパン(BYDジャパン、横浜市神奈川区、劉学亮社長)は14日、日本市場向けに開発した中型EVバス「J7=イメージ」の受注を2024年1月に始めると発表した。乗車定員61人。日本の道路事情を加味して車幅を2300ミリメートルに抑え、同車幅に合う電動駆動装置を開発した。消費税抜きの価格は3650万円。同社の小・大型EVバスを含めて30年までに4000台の販売を目指す。

J7の全長は8990ミリメートル、全高は3255ミリメートル。ドア枚数や席数が異なる「都市型」と「郊外型」の2車種の発売を予定し、25年秋をめどに納車を開始する。満充電での航続距離は250キロメートル。

同日都内で会見したBYDジャパンの花田晋作副社長は、国内のEVバス市場について「他社がEVバスを販売するのは歓迎」とした上で「当社の強みはモデルチェンジの早さ。顧客の要望に迅速に対応できる」と意気込んだ。

日刊工業新聞 2023年11月15日

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