トヨタ自動車は１６日、東京・有明の東京ビッグサイトなどで２６日から開かれる「ジャパンモビリティショー２０２３」で展示する電気自動車（ＥＶ）のコンセプトカー２台のデザインを一部公開した。新ＥＶはスポーツ多目的車（ＳＵＶ）タイプとスポーツタイプ。操作性やデザインに加え、乗り味のカスタマイズ（個別対応）や周辺情報の検索など新たな体験価値を提案する。車が単なる移動手段ではなく「生活のパートナー」になることを目指す。

ＳＵＶタイプのコンセプトモデル「ＦＴ―３ｅ（エフティー・スリーイー）」は面や線をシンプルにし、先進感と美しさを両立したデザインに仕立てた。ドライバーが車に近づくとバッテリー残量や車内温度、車内の空気の質などをデジタルサイネージ（電子看板）に表示する。

スポーツタイプの「ＦＴ―Ｓｅ（エフティー・エスイー）」はモータースポーツを通じて磨く「もっといいクルマづくり」を反映し、新たなスポーツカーの姿を提示。ソフトウエアの更新により、ドライバーとともに車も成長する。