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毎時1000食を処理!総菜盛り付けロボット、スーパーで実証中

毎時1000食を処理!総菜盛り付けロボット、スーパーで実証中

デリボット。量産までに細部の改良やコストダウンを続ける

コネクテッドロボティクス(東京都小金井市、沢登哲也社長)は、2024年秋をめどに総菜盛り付けロボットシステム「デリボット」の量産化に乗り出す。1セットで毎時1000食の総菜サラダを定量ずつ盛り付けることが可能。稼働途中に惣菜の種類が変わっても、自動調整ボタンを押すだけで作業を続けられる。スーパーマーケットやコンビニエンスストアの総菜は短時間で中身が変わることが多いため、それに対応するシステムとして拡販する。

発売時の目標価格は3600万円程度で、年200セットの販売を計画する。すでに埼玉県内のスーパーマーケットに試作品を納入し、実ラインで実証を始めている。

デリボットはセイコーエプソン製の水平多関節(スカラ)ロボ2台のシステムを2台並べて1セットにし、毎時1000食の処理能力を持つ。盛り付けを行う現場の実態を踏まえて、清掃がしやすくコンパクトサイズに仕上げた。

ラインを流れてくるサラダなどの総菜をロボが重さを量りながらつかみ、製品トレーに盛り付ける。同じポテトサラダでも、ジャガイモの多い部分かマヨネーズの部分かで比重が異なるのを独自のアルゴリズムで自動計算し、定量を盛り付けることが可能。作業途中でサラダの種類が変わっても、ハンドを取り換えて調整ボタンを押すだけで盛り付け作業を続けられる。

デリボットは経済産業省と日本総菜協会が官民連携で進めるロボットフレンドリー事業で培った技術がベース。沢登社長は「ゆくゆくは米国やアジアへの輸出も計画したい」と、海外市場への投入も視野に入れる。

日刊工業新聞 2023年09月27日

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