マツダが小型車「マツダ2」「CXー3」値上げ、原材料・物流費上昇分を反映
マツダは小型車「マツダ2」と小型スポーツ多目的車(SUV)「CX―3」を値上げする。マツダ2の一部とCX―3の全機種にコネクテッドサービス「マツダコネクト」を標準装備するといった商品改良に加え、原材料・物流費上昇分を反映する。消費税込みの価格差はマツダ2で最大9万3500円増、CX―3で同22万7700円増となる。特別仕様車などを追加しつつ販売状況に応じて機種を集約。市場ニーズに合った商品展開と価格設定で収益向上を目指す。
マツダ2は1機種を廃止し7機種に集約。一部機種でフロントグリルなどにライムグリーンのアクセントを付け、ダークなボディーカラーとのコントラストを楽しめるデザインの用品架装パッケージ車を追加設定する。同パッケージの消費税込みの価格は、取り付け費込みで11万6600円。12月下旬に発売する。
CX―3は色彩を抑えながら要所に大胆な柄や素材感を取り入れた特別仕様車を追加し、2024年2月に発売する。一部機種は廃止する。
両車種ともに要望の多いマツダコネクトの標準搭載クラスを拡充する。緊急時に救急、警察などと連携して支援するサービスや、リモートコントロールなど快適性を高めるサービスを利用できる。
日刊工業新聞 2023年月9月26日