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サッポロビールが「ヱビス」発祥の地で35年ぶり醸造再開

サッポロビールが「ヱビス」発祥の地で35年ぶり醸造再開

来年4月にオープンする「ヱビス ブルワリー トウキョウ」(イメージ)

サッポロビールはビール醸造施設を伴う「ヱビス」ブランドの体験拠点「ヱビス ブルワリー トウキョウ」を、2024年4月に恵比寿ガーデンプレイス(東京都渋谷区)に開業する。35年ぶりにヱビス発祥地でビール醸造を再開する。開業に合わせフラッグシップ新商品「ヱビス インフィニティ」を発売する。

新拠点はヱビスビール記念館(休館中)を改装する。延べ床面積318平方メートルで、ブルワリーエリア(ビール醸造)にはドイツ製醸造設備を採用。130キロリットルを製造できる。ミュージアムエリアでは130年以上続くヱビスの過去の写真などを公開。タップルームエリアでヱビス インフィニティのほか、期間限定や数量限定商品など多彩なヱビス商品を提供する。総工費は約17億円。

ヱビスビールのルーツである「恵比寿ビール」は1890年に同地で製造・販売を開始。1988年に工場移転に伴い同地での生産を終了した。

日刊工業新聞 2023年08月09日

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