ニュースイッチ

ヤンマーPTが商品化した船舶用水素電池の性能

ヤンマーPTが商品化した船舶用水素電池の性能

最大出力300キロワットの舶用水素燃料電池システム

ヤンマーホールディングス(HD)傘下のヤンマーパワーテクノロジー(ヤンマーPT、大阪市北区、田尾知久社長)は、船舶用水素燃料電池システムを商品化した。国内外で水素の補給が比較的容易な沿岸を航行する旅客船、作業船、貨物船向けに提案する。すでに受注を開始しており、ヤンマーPTの尼崎工場(兵庫県尼崎市)で生産する。

一つの舶用水素燃料電池システムあたりの最大出力は300キロワット。パッケージ内に搭載されている舶用水素燃料電池モジュールの個数を変えることで、顧客の要望に合わせて出力を変えるなどカスタマイズにも対応する。

寸法は横3400ミリ×奥行き1100ミリ×高さ1700ミリメートルで、質量3000キログラム。二酸化炭素(CO2)や窒素酸化物(NOX)を排出しないほか、低振動、低騒音、排ガス臭もなく、快適な乗り心地を実現する。

同社は2020年から、トヨタ自動車の新型燃料電池車(FCV)「MIRAI(ミライ)」用燃料電池ユニットなどを組み合わせた船舶用燃料電池システムをヤンマー製ボートに搭載するなど、実証を進めてきた。

日刊工業新聞 2023年08月07日

編集部のおすすめ